地元から引っ越すことをぼくたちは「脱北」と呼んでいた

大学に進学し地元を離れることを,実家が北海道の田舎にあるので弟と「脱北」と言っていた.

親元を離れ「脱北」してから数年が立つけど非常に快適で,もう田舎の生活は出来ないと思う.

本が買えるのはコンビニの雑誌コーナーだけだった.いまではさすがに違うけど,ぼくが中高生くらいの頃はネット通販という行為が両親に理解してもらえなかった.田舎怖い.

電車が1時間に1本もないので,8時40分授業開始の学校に間に合うためには,たった2駅しか離れていないのに6時台の電車に乗る必要があるとかいう状況で,いま考えてもどうかしてると思う.距離的には近いので寮にも入れなかった.

もうここには書き尽くせない不満が田舎にはあるし,不満を通り越して怨念みたいな感じになってる.


田舎とか都会とかいろいろ盛り上がってるけど,人によって田舎の定義かわるし,議論みたいなのするの難しい気がする.
知り合いに,最寄りの駅まで車で1時間とかいう人がいたんだけど,facebookみてると脱北して元気にやってるっぽくてよかった.
『全然最寄ってねえ』ってのがその人の持ちネタだった.